黒豆の煮豆
「おせち料理として定番ですが、かたさと味つけを好みに変えられますので、
お弁当のおかず、お酒の肴としてもぴったり!
テレビを見ながらのおやつにも ちょうどいい歯ざわりです!」
調理時間 1時間30分 (4人分)
(材料)・・・・・・・・・・・・・・・
黒豆・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1カップ
砂糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1カップ
醤油・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ2/3
(作り方)・・・・・・・・・・・・・・
1 黒豆の下準備をしましょう。
黒豆は洗って、豆の4倍の量の水に一晩つけて戻します。(戻りにくい豆なので8時間以上つけて下さい)
翌日は つけ汁ごと火にかけ、煮立ってくれば湯を捨て、新たに水を豆より2〜3センチ上まで加え、
もう一度煮立ったら弱火にし、紙蓋をして煮る。
※ (黒豆のこと)の「下ごしらえ」を参考になさってください。
2 差し水をしながら、ほたる火で煮る。
煮ている途中で、豆が湯から出ないように適宜に水を足しながら、
豆が踊らない程度の弱火(ほたる火)でしばらく煮る。(目安は1時間くらい)
(※ 豆が鍋の中で動き回ると、皮がむけてしまうので、動かないくらいの火加減で煮ます。)
3 砂糖を3回に分けて加える。
黒豆を指先ではさんで、つぶれるくらい柔らかくなったら、砂糖を1/3量加えて弱火で5分くらい煮ます。
更にもう1/3量加えて3分。のこり全部の砂糖を加えて3分くらい煮て味をなじませます。
4 醤油を加えて出来上がり。
最後にしょうゆを加えて、ひと煮して火を止め、このまま冷まして味を含めます。
※ 砂糖を加えるときは 一度に入れると締まってかたくなるので
分量の1/3位ずつを時間差で分けて入れるようにします。
醤油や塩を加える時は砂糖が完全に溶けてから。
しっかり味をつけたい時は、豆を煮汁から取り出し、汁だけを煮詰めてから
豆を戻して味を含ませ、再び豆を取り出して
煮汁だけを煮詰めて、また同じように豆を戻して含ませる・・・。これを繰り返します。
今回ご紹介した煮豆は、関東風の煮方です。砂糖を加えてからも煮るので、歯ごたえがあります。
しっかりした味に仕上げましょう。
関西風は柔らかい煮豆です。味も薄味にします。
作り方のどこが違うかと申しますと、上記の作り方1 のところで重曹を入れてアク抜きし、
2 のところで1時間煮るところを倍の2時間くらい煮て、充分に柔らかくします。
ゆでこぼしを2回くらいおこなうよう 書かれたレシピもあります。
指先ではさんで軽くつぶれるくらいの柔らかさです。
3 のところでは、豆の鍋にじかに砂糖などを加えず、蜜を別の鍋でつくって
(水1カップに砂糖300グラムと、しょうゆ大さじ1くらいを10分煮詰める)
そこへ豆を加えて味を含ませるのです。冷蔵庫で2〜3日くらい味を含ませて出来上がり。